もうすぐ、ヴァレンタイン・デーがやってきますね。
皆さんは、チョコレートをたくさんの男性に渡しますか?
それとも、たった一人の大切な方だけに贈りますか?
このイベントを、思いっきり楽しまれる方、
義理チョコにうんざりして、面倒だと思っている方、
関係ないわ!と、無視することに決めている方、
きっといろいろでしょうね。
私のヴァレンタインの想い出は、ごく普通だったと思います。 お友達に渡す、"トモチョコ"、 お世話になった方に渡す、"サンクスチョコ"、 そのものズバリの、"義理チョコ"を、 適当数、渡すというものでしたから。 でも最も力を入れたのは、やはり、おつき合いしていた人への、 "本命チョコ"、一つでしたね。 ただそれも、放課後、ドキドキしながら好きな人を待ち、 チョコレートを渡しつつ告白!、な~んていう、 少女マンガにあるような、劇的なヴァレンタインではありませんでしたけど・・・。
さて、この賑やかなイベント、『ヴァレンタイン・デー』は、 「女性がチョコレートに託して愛を告白する日」とされていますが、 本来は、愛の守護神・聖ヴァレンティノが殉教した日で、 自然界では、早春の時期、小鳥たちが相手を選ぶことにもなぞらえて、 愛の季節に、恋人同士は贈り物を交わし、 とくに女性から男性に恋を打ち明けてもよい日、とされたそうです。
聖ヴァレンティノは、紀元175年頃イタリアに生まれ、 ローマ司祭となって、キリストの愛を説きました。
しかし当時のローマでは、 キリスト教はまだ異教として迫害されており、 また、時のローマ皇帝クラウディウスは、 外国に遠征する兵士が結婚することを禁じていました。 これは、結婚して妻ができると、 思い切って戦えないと判断したためです。 聖ヴァレンティノは、これに反対し、キリストの愛を説き、 愛する恋人たちを、ひそかにかくまって結婚させました。 ローマ皇帝崇拝を拒否して、キリストの信仰に生きたこと、 また結婚禁止令に違反したかどで捕らえられ、 聖ヴァレンティノは、273年2月14日に処刑されたのです。
その後ヨーロッパでは、司祭の勇気ある行動をたたえ、 聖人としてまつり、殉教された日を祝日にして、 愛について書き記したカードを、男女で交換する習慣が生まれました。 日本に、ヴァレンタイン・デーが入ってきたのは、1936年のこと。
神戸のチョコレート製造会社である『モロゾフ』が、
初めてこの習慣を日本に紹介し、愛の告白に添える贈り物として、
チョコレートを推薦し、男尊女卑だった当時、「女性から告白できる日」として、日本オリジナルの、イベントへとつくりあげていきました。
本来のヴァレンタイン・デーとは、
違った意味合いの日になりましたが、
せっかくの愛の日ですから、
お花で、自分なりの演出をしてみるのはどうでしょう。
外はまだまだ寒いですが、
春のお花が、ゆっくり咲き始めているこの季節、
優しい雰囲気のハート・リースなどを、作ってみてはどうですか?
まだ遠い春の日を夢見て、
思いっきり可愛らしくするのもいいでしょうし、
愛はハーフ・ビターが調度いい、と思っていらっしゃる大人の方は、
うれいのある赤に、淡いピンクとチョコ色の色合わせで遊んだりと、
粋な演出で、愛の日をお祝いするのはどうでしょう。
チョコレートを渡すかどうかは別として、
いつの時代も、愛する人と愛を語るのは、素敵なことですよね。
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